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変形性膝関節症克服記

変形性膝関節症は治らない?

  変形性膝関節症は中高年の女性に多く見られます。膝関節が変形して歩くと痛い、歩かなくても、疼くという、はなはだ厄介なしろものです。原因は乳幼児のころにさかのぼるようで、歩きはじめたのが早すぎたことと、女性は出産やほ乳で骨が弱くなりやすいことと、女性ホルモンの関係も考えられます。それと肥満と運動不足や、間違った生活習慣も原因の一つでしょう。

 では男にはないかと言うと、あるんですよ。現に私がそうで、変形性膝関節症と診断されたのは48歳のことです。子供のころからのO脚のうえ、中学から合気道を、大学で空手を稽古しました。卒業してからは大東流を修めました。だから関節症になったというわけではありません。酒問屋での修行時代に、重い荷物を担いだのも原因の一つでしょう。酒は1.8リットル詰めが箱に10本入っていて、目方は32キロです。ビールも24本が木箱に入っていました。止せばいいのに、これを2箱重ねて担いで、どのくらい行けるか競ったものです。今にして思えば無茶をしたものです。足腰を鍛えることと、足腰に無理をすることは全く違うことなんですものね?

 膝関節症は治らないと言われています。一度すり減ったり剥離した軟骨は再生しないからだそうです。確かにそのとおりでしょう。だからと言って諦めるんですか?そう、私もずっと諦めていました。でもふとしたことから、やってみなければ分からないじゃないかと考えました。

 じゃぁどうやったか、二つの面からお話しましょう。ここでは私の実践している歩き方をお話します。ただ私に効いたからと言って、誰にでも効果が期待できるかどうか分かりません。医者ではないので、そこまで立ち入ったことは分かりかねますが...





爪先歩きからはじめよう

 爪先歩きは女性のシェープアップにいいと言われています。その歩き方をちょっと変えると、武術の立派な歩き方になります。そのうえ膝への負担が少なくなりますし、括約筋を引き締めるという予想外の効果も期待できますから、若い夫婦や、脱肛で悩む人にも薦められます。尿もれ予防や膣括約筋の鍛練にも役立つと思いますよ。

 誤解を招かないようにひと言付け加えておきますと、武術の歩き方とは言っても、つま先についてのことだけです。歩くという動作では、現代の手足が逆の歩き方ではありません。本格的に武術を志す場合か、スポーツのスランプに悩むとき以外は、右手右足が前に、あるいは左手左足が前にという歩き方を考える必要はありません。

 腰痛で苦しむ人もあるでしょう?ひどい場合は椎間板ヘルニアによる、いささか激しい痛みに襲われる場合もあります。なってからでは遅いんですから、日本人の7〜8割が腰痛持ちか腰痛予備軍だそうですから、下腹を引き締めて、爪先歩きをしてみてください。背筋と腹筋のバランスのよい鍛練になって、腰痛からも解放されるかもしれません。実際この歩き方をはじめてから、めったに腰痛で苦しむことが無くなりました。膝と腰の両方に効果的だと信じています。




虎の蹄で

 爪先と言うと足の全ての指を考えますが、これでは効果が少ないでしょう。親指の付け根の部分、親指を反らせると膨らむでしょう?空手の前蹴りで当てる部分です。ここを虎の蹄という意味で「虎蹄」と呼べば、親指から虎蹄にかけてだけを地面につけるようにして歩きます。ちょっとやってみてください。

 いかがですか?疲れるでしょう?でも膝への負担が著しく減ったと感じられませんか?虎蹄をつくことで、かかとを経て膝にくる衝撃が和らげられるからです。それだけじゃないようです。虎蹄をつくということは、足の内側の筋肉を使い、結果として膝関節の無傷の部分を使うからとも考えられます。ですからせっかくの無傷の部分の軟骨をこわさないように、充分注意してください。

 もし効果が感じられたら、台所の立ち仕事でもやってみてください。足で立つときは、いつでもそうやろうと心掛けるといいようです。窓ふき、掃除機掛け、etc...

 でも靴を履いて外を歩く時はどうしたらいいんでしょうか?それには靴の中敷を工夫しましたので、次の話題をご覧ください。



括約筋を締めよう

 歩きながら括約筋を引き締めるように心掛けます。肛門を引き締め、小用を途中で止めるような気持ちで歩いてみます。それには下腹もへこまさないと上手く行かないでしょう?それに背筋も鍛えられます。たぶんこれが女性のシェープアップにいいと言うんでしょうね?括約筋を引き締めようとすることで、脱肛からも解放されますし、膣括約筋も引き締まるはずです。上手くいくと信じてやってみてください。





腰の振り方も工夫しよう

 腰の振り方なんて、変な言い方ですね?同じ側の足と腰を同時に動かすことで、膝への負担がいっそう軽減されると思います。左足を出すときは、左の腰も前に出します。腰と足を同時に振り出すんです。つまり膝から足を振り出すのではなく、腰の回転で押し出すような感じです。これも武術の足運びに似ています。

 このように歩くと、O脚の程度が半減して見えるというおまけがあります。日本人の6〜7割がO脚だそうですが、皆がみんなこうして歩いたら、O脚ゼロに見えるかもしれませんね?オシャレな女性にもお薦めです。

 この歩き方は疲れます。冬でも暖かくなりますから、夏は大変!でも膝が痛くて歩けないのにくらべれば、暑いぐらいは我慢できます。有酸素運動としても効果があるでしょう?当然のことながらダイエット志望の女性には特にお薦めです。まだ膝関節症になっていない若い人も、いつまでも歩くことが楽しめるためにも、O脚をカバーするためにも、ダイエットの効果をあげるためにも、括約筋を鍛えるためにも、腰痛を予防するためにも、このような爪先歩き、腰振り歩きをお薦めします。

 次いで減量も大切です。無駄な脂肪を落とすことで、膝への負担が著しく減少します。逆に言うと、O脚で体重の重い女性は、いかに今現在は快適に歩けるとしても、いつかは変形性膝関節症で悩む日が来る可能性が大です。将来そんなことになるかもしれないと思ったら、正しいダイエットによって適正体重に落として、虎蹄歩きで足の内側の筋肉を強化したり、腰振り歩きをして脂肪を燃やして、足腰を鍛えてください。そしてウォーキングシューズには、次に述べる中敷を入れてみてください。





2001.9.28

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